2024-08-24
空き家を売却する際には、もっとも適したタイミングで売り出すことが、売却を成功させるカギともいえます。
スムーズに売却するためには、さまざまな角度からベストな時期を見極めることが大切です。
そこで、空き家を売却するタイミングを、相場・築年数・住宅ローン金利から解説します。
周南市、下松市、光市で空き家の売却をご検討中の方は、ぜひご参考になさってください。
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目次
空き家を売却する際は、あらかじめどのタイミングで売却したほうがお得なのか、ベストな時期を把握しておくことが重要です。
タイミングを間違えると、大きく損をしたり売れ残ったりするリスクを伴うため注意しなければなりません。
まずは、相場からみる空き家の売却タイミングを解説します。
不動産の相場を知るには、まずは最新の不動産価格指数をチェックしておくことが重要です。
不動産価格指数とは、不動産の取引価格をもとに国土交通省が発表しているデータのことです。
不動産価格の動向を把握する際の役に立ち、売却タイミングの参考にもなります。
令和6年2月分の不動産価格指数では、住宅地・戸建住宅・マンションともに上昇していることがわかります。
また、全国の住宅総合も2010年の平均を100とすると、140まで増えており右肩上がりです。
この不動産価格指数からみる場合は、以下のように判断できます。
もっとも売却タイミングに適しているのは、不動産価格指数が高いときです。
令和6年2月分の不動産価格指数では、全体的に右肩上がりとなっているため、さらに値上がりするのを待ってから売却したほうがお得といえるでしょう。
ただし、注意しなければならない点は、右肩上がりが今後も続くとは限らない点です。
そのため、不動産価格指数だけでなく、ほかの観点からも総合的に判断することが望ましいといえます。
不動産価格指数は、全国の不動産を対象としたデータです。
そのため、正確な相場を把握するためには、ご自身の地域での相場を知ることが大切です。
自分で相場を調べるには、以下の方法があります。
土地総合情報システムとは、国土交通省が運営するサイトで、実際に購入した際に実施されたアンケートをもとに不動産価格などの情報が掲載されています。
レインズ・マーケット・インフォメーションは、不動産流通機構が運営する不動産取引情報提供サイトです。
成約価格の情報をもとに、取引情報を調べることができます。
ご自身と類似した物件を見れば、おおよその相場を掴むことができるでしょう。
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続いて、築年数からみる空き家の売却タイミングを解説します。
築年数は、査定額を算出する際にもっとも重要性が高い要因の1つです。
なぜなら、築年数をもとに国で定められている耐用年数が決まっているからです。
たとえば、木造一戸建て住宅の場合は、耐用年数は22年とされており、鉄骨コンクリート造の場合は47年とされています。
建物における耐用年数とは、建物が使用に耐えられなくなるまでの年数のことです。
この耐用年数が過ぎると、資産価値はゼロと見なされます。
もちろん、耐用年数を過ぎたからといって、すぐに住めなくなるという意味ではありません。
しかし実際には住める状態でも、査定額に反映されにくくなるのです。
もちろん、査定時には立地や駅からの距離、間取りや広さなども重要なポイントですが、なかでも築年数は誰でも確認できる客観的データであるため、査定に大きく影響を及ぼしやすいのです。
国土交通省が発表している「中古住宅流通 リフォーム市場の現状」によれば、木造一戸建て住宅の資産価値は築10年で半分の価値まで下がっていることがわかります。
また、築15年までは下落するスピードが速く、その後は緩やかに減少し、築20年以降はほぼゼロに近い状態です。
さらに、築年数と平均売却価格を比べると、築年数が経過するにつれて売却価格が低くなっていることがわかっています。
実際に、築5年以内の物件と築10年以内の物件では、平均売却価格が200万円近く違います。
そのため、築年数から見れば年数が浅いうちに売却したほうが高く売却できるといえるでしょう。
一方で、築15年を過ぎると、資産価値は緩やかに下落していくため、築20年以上経った不動産は、売り急ぐ必要はないといえます。
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最後は、住宅ローン金利からみる空き家の売却タイミングを解説します。
住宅ローン金利も売却タイミングに大きく影響するため、損をしないようにしっかりと見極めることが大切です。
住宅ローン金利からみるもっともおすすめの売却タイミングは「低金利」のときです。
低金利のときに売り出せば、良い条件でスムーズに売却できる可能性があるでしょう。
なぜなら、低金利ということは、支払う利息が少なくて済むからです。
結果的に、住宅ローンの総返済額を抑えることができるため、低金利であるほどローンが組みやすいといった特徴があります。
これまでは「超低金利時代」といわれるほど、低い金利状態が続いてきました。
しかし、今後は金利上昇が続いていくことが指摘されています。
現在では、全期間固定金利の住宅ローン「フラット35」を利用すれば、返済額を安く抑えることができます。
フラット35は、民間の金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供している住宅ローンです。
金利上昇のリスクを気にせずに利用できるため、安心した資金計画を立てることができるでしょう。
このように、住宅ローン金利からみた売却タイミングは、さらなる金利上昇とならないうちに売却したほうが良いといえます。
ただし、住宅ローン金利が低いということは、景気が悪い状況を意味します。
つまり、景気が悪ければ不動産価格の相場は下がる一方で、かつ買主の購買意欲も下がることになるのです。
そのため、住宅ローン金利は売り時を判断する重要な指標となるものの、これだけを見て判断することはリスクが高いといえるでしょう。
したがって、1つの指標だけで判断するのではなく、さまざまな視点から総合的に見極めていくことが重要です。
また、不動産の専門知識があり、かつ経験がある不動産会社に相談しながら進めることも、スムーズに売却するためのポイントです。
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空き家を売却する際は、相場や築年数、住宅ローン金利などさまざまな指標から判断してタイミングを見極めていくことが大切です。
1つのみの要因で判断すると、損をしたりスムーズに売却できなかったりする原因になってしまうからです。
売却タイミングに迷うときは、経験と専門知識をもった不動産会社にご相談ください。
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